二極思考|境界性パーソナリティ障害

二極思考

境界性パーソナリティ障害の人は、考えや行動が極端になりやすいことがあります。これは二極思考と呼ばれています。
例えば二極思考の人は次のような行動を起こします。

同じ相手に対して極端な態度をとる

ある人を絶賛したかと思えば、ちょっとしたことがきっかけで、その人をこきおろしたりします。

自己評価が極端に変化する

あるときは「自分は頑張ればなんでもできる」と思い、またあるときは「自分は価値のない人間だ」と思ったりします。

相手によって態度を変える

「良い人」と「悪い人」を決めつけて、極端な態度で接します。

 

 

このような極端さの原因は、二極に振れる考え方にあります。
一般的に人間は、成長とともに、物事には様々な味方があることを学びます。しかし、境界性パーソナリティ障害の人は、そうした考え方が苦手です。人を敵か味方か、善か悪かでとらえ、人間関係でトラブルを引き起こします。
人に意見されただけで、自分が全否定されたかのように思ってしまうのも、二極思考の考え方のひとつです。

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