治療の基本|境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害は治る病気

境界性パーソナリティ障害は、治療によって回復する病気です。時間はかかりますが、長い目で取り組んで行きましょう。

 

境界性パーソナリティ障害の治療に関するデータ
  • 外来患者が1年間治療した後に、継続して境界性パーソナリティ障害と診断されたのは41%
  • 入院患者のうち35%が、2年後に境界性パーソナリティ障害の診断基準を満たさなくなった。
  • 元入院患者のうち49%が、4年後には境界性パーソナリティ障害の診断基準を満たさなくなった。
  • 入院患者の経過研究で、6年間で約70%が境界性パーソナリティ障害と診断されなくなった。

回復を助けるものと妨げるもの

次のことに気をつけて、治療していきましょう。正しく治療していけば、徐々に症状は改善していきます。

回復を助けるもの
  • 本人の積極的に治療に取り組む姿勢。
  • ストレスをもたらす人間関係から離れる。
  • 周りの人の協力。
回復を妨げるもの
  • 多量の飲酒。
  • 薬物乱用、薬物依存。
  • うつ病の合併。
  • パニック障害の合併。
  • 境界性パーソナリティ障害以外のパーソナリティ障害の合併。

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