認知療法|境界性パーソナリティ障害

認知療法

認知療法とは、認知の偏りやクセを修正することで、問題行動の改善をめざす精神療法です。
認知とは、ものの見方のことです。認知の偏りやクセは”認知の歪み”といわれています。

 

認知の歪みから問題行動を起こす例
  1. 【認知】社会生活の中で、「皆が私を嫌っている。皆が敵に見える。」と感じる
  2. 【感情】怒り、悔しさ、どうなってもいいという感情にさいなまれる。
  3. 【行動】物を壊す、暴れる、自傷行為をする

 

認知の歪みから問題行動を起こさせないために、認知療法によって、認知への働きかけを行います。
通常、医師と患者との面接が、毎週1回1時間程度、十数回行われます。面接で次のようなことが行われます。

  1. さまざまな歪んだ認知があることを自覚してもらう。
  2. その認知は正しいかどうか?他の考え方もないか?など患者本人に検討してもらう。
  3. そうした認知の歪みを再考するよう促す。
  4. ”思い込み”を変化させていく。

面接を通して、境界性パーソナリティ障害の症状である、二極思考や激しい感情などを改善していき、自傷行為など問題行動を起こさないようにさせます。

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